<買いあおり(かいあおり)>
価格を上昇させるためにその市場に出ている売り注文以上の買い注文を出すこと。逆を「売り浴びせ(うりあびせ)」と言う。
<買い安心(かいあんしん)>
価格の上昇が続き反転する見込みのないときに、買っていれば利益になるという安心感のこと。逆を「売り安心(うりあんしん)」と言う。
<買い急ぎ(かいいそぎ)>
価格の上昇を見越して、急いで買い注文を出すこと。逆を「売り急ぎ(うりいそぎ)」と言う。
<買い一巡(かいいちじゅん)>
価格が大きく上昇し続けているとき、投資家がそろって買い注文を出した後、買い注文が一通り出そろい、注文が少なくなった状態。逆を「売り一巡(うりいちじゅん)」と言う。
<会員(かいいん)>
会員組織である取引所の構成メンバーのこと。会員には一般投資家から売買の注文を取り次ぐことが出来る商品取引員(ブローカー)と自社の売買のみに限られる一般会員(ディーラー)がある。また、外国の当業者や海外で一般投資家から売買の注文を取り次ぐ業務を行っている会社に「準会員(じゅんかいいん)」の資格を与えている取引所もある。
<買い方(かいかた)>
将来の価格の上昇を見込んで買い注文を出している人、業者のこと。「買い手(かいて)」、「買い屋(かいや)」とも言う。逆は「売り方(うりかた)」と言う。
<買い越し(かいこし)>
取引の内訳で売りの未決済と買いの未決済を差し引きしたとき、買いの未決済が多いこと。逆の状態を「売り越し(うりこし)」と言う。
<買い下がり(かいさがり)>
一度買い注文を出した後、価格が下落したため、改めて買い注文を出すこと。これにより買った価格の平均値を下げ、利益の増大を見込む。逆を「売り上がり(うりあがり)」と言う。
<買い占め(かいしめ)>
大量の買い注文を出し、意図的に価格を上げようとすること。豊富な資金を持つ「仕手筋(してすじ)」などが使う売買手法。逆に大量の売り注文を出す手法を「売り崩し(うりくずし)」と言う。
<買いたい弱気(かいたいよわき)>
今後は上がるという見通しなのに、いざ買おうとするともう少し下がればと思ってしまうこと。往々にして、価格が上昇傾向にあって、買いたい場面でも、一度下がるだろう、もう少し安くなったときに買おうなどと思っていると、なかなかその水準まで価格が下がってこないことが多い。逆が「売りたい強気」。
<買いつき(かいつき)>
価格が上昇傾向にある状態で盛んに買うこと。逆を「売り込み(うりこみ)」と言う。
<買いつなぎ(かいつなぎ)>
現物商品の売り契約をした人が、その商品の値上がりによる損失を防ぐため、先物を買うこと。先物取引の果たす重要な機能の一つ。ヘッジングとも言う。逆を「売りつなぎ(うりつなぎ)」と言う。
<買い手市場(かいてしじょう)>
売り手より買い手が有利な状態。供給が需要を上回っているときに起こりやすい。逆を「売り手市場(うりてしじょう)」と言う。
<買い長(かいなが)>
未決済の売り契約と未決済の買い契約を差し引きしたとき、買い契約の方が多い会員が多数を占める状態。取引所日報(にっぽう)等で売り店を上に記し、買い店を下に書いたことから「下長(したなが)」とも言う。また、逆を「売り長(うりなが)」、「上長(うわなが)」と言う。
<買いにくい相場は高い、買いやすい相場は安い(かいにくいそうばはたかい、かいやすいそうばはやすい)>
買おうと思っていたものが高くなってしまい、躊躇しているとさらに価格が上昇する。逆に価格が下落し、買いやすくなったところで買うと今度は下落するようなことがよくあるという意味の格言。
<買い乗せ(かいのせ)>
買い契約の後、価格が上昇し、さらに上昇が見込めるとき、利益の拡大を図るため買い注文を増やすこと。逆を「売り乗せ(うりのせ)」と言う。
<買い拾い(かいひろい)>
積極的な買いではなく、安い場面があれば少しずつ買うこと。
<買い物が買い物を呼ぶ(かいものがかいものをよぶ)>
価格が上昇し始めると買い注文が増え、価格がさらに上昇するような状態。
<顔合わせ(かおあわせ)>
以前に付けた値段と同じになること。
<影(かげ)>
1日の値動きをローソク足の4つの値段(始値、高値、安値、終値)で構成される罫線(ケイ線)で表したとき、高値・安値を示す線のことを言う。高値を示すものを「上影(うわかげ)」、安値を示すものを「下影(したかげ)」と言う。また「影(かげ)」のことを「ひげ」とも呼ぶ。
<傘・笠(かさ)>
価格の一番高いところ。予想される価格の一番高いところを「上傘(うわがさ)」と言う。
<堅い(かたい)>
価格が下がる気配もなく、上昇すること。「堅調(けんちょう)」とも言う。逆の状態を「軟弱(なんじゃく)」、「軟調(なんちょう)」と言う。
<片建(かただて)>
売りだけ、または買いだけの契約のこと。または、売り買い両方の取引を行っている時に一方を残すこと。または、売り買いを差し引きしてどちらか一方になっている契約(玉)のこと。[=片建玉(かただてぎょく)]
<通い相場(かよいそうば)>
ある一定の範囲内で値段が上下すること。「往来相場(おうらいそうば)」とも言う。
<ガラ>
価格の大暴落のこと。「瓦落」と書く。
<からみ>
値段を表現するときに使う。例えば、「1,000円がらみ」と言えば、1,000円を中心にその上下の値段を含めた価格のことを言う。別の言い方では「1,000円前後」、「1,000円内外」、「1,000円見当」なども同じ意味。
<閑散に売りなし(かんさんにうりなし)>
市場に人気がなくなり取引量が少なくなると、価格が下落傾向になることが多い。このように価格が思うように上昇しないからといって、すぐに売り注文を出してはいけない、という戒めの格言。
<看板(かんばん)>
商品取引会社が受託業務(非会員などを顧客とする売買取次ぎ業務)を行うにあたり主務省から許可を受けて交付された金色の看板のこと。
<換物人気(かんぶつにんき)>
世界の政治経済情勢の不安定、インフレ懸念などが高まると手持ちの資金を「価値のあまり変わらない」とされている「金」などのモノに換えておこうとする動きが増えてくること。一般的には、先物市場に資金が流入し、全般的な価格が上昇することが多い。特に金市場が活況になることから「金」はインフレ指標として注目される。
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